- 開催日:2024年8月9日(金)
- 開催時間:10:00~15:00
- 主催団体:きらボ学生サポーター(参加ボランティア団体:9団体)
- 開催形式:ステージパフォーマンス/工作ワークショップ
- 外部ゲスト:なし
- 入場料等:なし
主催者に会いに行こう!
『わくわく夏の工作教室』は、地域の小学生を相手に、夏休みの自由研究になるような工作ワークショップや、いろいろなステージパフォーマンスで、夏休みを楽しんでもらうイベント。各ボランティア団体はそれぞれの活動を行っていますが、その団体が一堂に会して、MEISEI HUBの施設を目一杯に使って開催したこのイベント。その裏には、仕掛け人がいます。今回は、夏の一大イベントの仕掛け人に、明星大学教育センターがお話を聞きます。(取材日:2024年1月24日 本文中にある所属等は取材日時点のものです)
「きらボ」は、ボランティアとボランティアを結ぶボランティア
人文学部国際コミュニケーション学科4年生、きらボ(きらきらボランティアセンター)学生サポーターの石橋です。
きらボの名前を聞いたことが無い人もいるかも知れないので、簡単に説明します。きらボは、ボランティアしたい学生とボランティア団体を橋渡しし、またボランティア団体とボランティア団体の間をつなぐまとめ役的な役割です。
ボランティアは、基本的に団体毎に活動があるわけです。ただ、年に1、2回はきらボからお声がけして、イベントを行っています。この「わくわく夏の工作教室」もその一環ですね。もともと、ボランティア団体には、地域の子ども向けの活動をおこなっているところもあります。そういう団体を中心に、「この団体に参加してもらったら面白いな」という団体にも声を掛けて。今回初参加だった手話サークルさんも、たまたま代表の方とちょっと前から知り合いになったので、お声がけをしたら是非やりたいとのことで。そうやって、少しずつ人が集まって、これだけのイベントに育ったわけです。
当日以外にも、日野市社会福祉協議会の方々に協力をいただき、多摩平のイオンモールや日野市や八王子市の公共施設に案内を置かせてもらいました。きらボのメンバーの多くはそれぞれの団体に属しているので、純粋に総合プロデュースに関われるメンバーは少ないんです。だからこそ、みんなの力が集まって、それでできたイベントなんです。

当日は200人!を越える子供たちがMEISEI HUBに大集合
当日は、ステージ上でミニコンサートや手話のパフォーマンスを、フリースペース等では工作ワークショップを行いました。更に音の大きな和太鼓のパフォーマンスは外のオープンスペースを使うなど、MEISEI HUB全体を使った大がかりなイベントになりましたね。
地域の小学生は学童単位で来られる子たちが多かったので、それだけでもかなりの人数になります。その上で国際コミュニケーション学科で開催しているサマースクール(大学生が子供たちに英語を教える活動)帰りの子供たち、それからチラシを見た地域の親子連れなど、100人以上の人が来場しました。
子供って予想が付かない動きをするし、迷子や失し物も発生して、バタバタしたのは事実です。でも、MEISEI HUBのゾーニングを上手く活かせたので、動線自体は割とスムーズに設定できました。大きな事故も無く、子供たちも夏休みを満喫してくれたと思います。
大学と高校生とかはつながりがあるのですが、大学と地域の子供たちって案外つながりがないんですよ。そういう意味でも、このイベントを主催できて良かったと思います。


イベントを終えて、あらためて考えたことは・・・
10近くのボランティア団体が一堂に会してイベントを行うというのは、めったにない機会です。だから、今まで気付いてなかった課題も見えてきます。
まず最大の課題は「お互いを知らない」ことでしょうか。ボランティア団体ときらボサポーターの連携は上手く行かない部分もありました。それは、お互いをあまり知らないことから来ています。
もちろん、ボランティア団体も、それぞれがそれぞれの活動をしているので、お互い積極的に他の団体が何をしているか知りたいというモティベーションも湧かないし、実際にお互いについて知っていることは限られてしまいます。
お互いを知り合うことで生まれる信頼もあります。信頼があれば、相互交流から新しいものも生まれるかもしれない。MEISEI HUBはボランティア団体の基地でもあるわけで、MEISEI HUBを通して、お互いの交流を生み出せれば、と期待しています。

人に必要とされること。それは人生でもっとも楽しいこと
最後に個人的なことになりますが。
私は4年生なので、きらボ学生サポーターから一歩身を退くことになります。でも、大変は大変として、ほんとうにやって良かった思います。きらボ学生サポーターは、ボランティア団体のように最前線の活動ではないんですが、その分、いろいろな人と出会えます。みんな考え方が違って、そこがとても面白い。それだけできらボ学生サポーターをやった意味があると思います。
イベントが終わって、そのイベントの様子をインスタで見た高校の時の友達からメッセージもらったんです。私に助けられる人が、これからもたくさん出てくるんじゃないかな、って。
私、昔からやりたがり、しゃべりたがりなんですよ。そういう自分の良さをみんなが引き出してくれたと思っています。しかも、「自分が自分が」じゃなくて、「誰かのために」活動できて、そういうことは誰かが見てくれている。
きらボ学生サポーターはこんな素敵な仕事ですから、ぜひこれを読んだ皆さんにも手を挙げてもらえれば幸いです。よろしくお願いします。
